かわうそまんのひとりごと

ゆっくりのんびりていねいに。

【読書記録】さんだらぼっち(宇江佐真理)

前作で住んでいた家が燃えてしまったお文が

伊三次と一緒に住むことに。

今作は子どもに関する話が多かった。

表題作の「さんだらぼっち」の早苗は本当に痛ましかった。

いっぽうで「時雨てよ」で伊三次の弟子になった九兵衛は

これからどう成長していくかが楽しみ。

伊三次もお文も当初に比べて少しずつ

人として丸みを帯びてきた気がする。

今作でも江戸市井を生きる人々の喜怒哀楽を存分に楽しめた。

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