「人の心がない」ことで定評のある著者なので
覚悟はしていたがまさかここまでとは・・・。
亡国の第2王子が敵国の姫と手を取り合って
種族の垣根のない世界を目指すお話
とばかり思っていたがあっさりと裏切られた。
この表紙にしてこんな展開かが待っているとは
夢にも思わなかった。
物語の中盤以降はまさに感情がジェットコースターのように
上がったり下ったり。
500ページ超えのボリュームも全然感じずに読み切ってしまった。
ボーイミーツガール、姫と騎士、古の魔王、南総里見八犬伝。
きっと一筋縄では終わらない7人の今後に期待したい。