モス、ヴァリス、カノンという3つの国を舞台にした短編集。
これまで通りの剣と魔法のファンタジーをベースにしながら
「王としての資質」が描かれていた。
カシュー王やスレインたちから王となることを求められながらも
結局パーンが選んだ戦士としての道、
王になった者が善政を行わなかった時にそれを戒める役割は
彼らしいと思うし、このファンタジーの主人公として
とても魅力的に思えた。
アシュラムが再び登場し、スレインとは道を分かつことになって
物語も終わりが見てきたが
最後までこの剣と魔法のファンタジーを楽しみたいと思います。