コンビニ店員として与えられたマニュアルをこなすことで
社会での居場所を見つけた主人公。
コンビニ店員というレッテルを剥すと異端な存在になってしまうし
コンビニ店員のレッテルを貼っていても実は周囲から浮いている。
大多数に交われずに生きていく息苦しさや
その家族がどれだけ負い目を感じるかを改めて思い知らされた。
翻って自分自身は社会とうまく折り合いをつけられているのか、
だとしたらどんなレッテルを貼っているのだろうか。
折り合うことを止めたらどうなってしまうのか。
家族に迷惑をかけないか。
そんなことを考えさせられた。