かわうそまんのひとりごと

ゆっくりのんびりていねいに。

【読書記録】銃(中村文則)

銃を所持したという非日常が

主人公の日常をどんどん浸食していく。

主導権を持っているのは人か銃か。

物語が進むにつれて主人公の行動が

常軌を逸していく様子に圧倒された。

最後の最後の展開は欲望を抑えることを

できない人間の本質だろうか。

あとがきで著者が延べていた通り

エネルギーを感じる作品だった。

 

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