2023-01-02 【読書記録】天使蒙塵4(浅田次郎) 読書記録 満州国が帝政に移行し、溥儀が即位の儀式に 史了と春児を従えて臨むところで物語は終了。 紫禁城を追われた溥儀が紆余曲折を経て新京に流れ着き、 傀儡とはいえ新たな国の帝位に就く物語は なるほど確かに天使の蒙塵だった。 誰もが列席を拒んだ即位の儀式で溥儀に付き従ったのが 蒼穹の昴の主人公だった史了と春児だというのが非常に印象深い。 また、終章でかあさんによって語られる貧しい兄妹の物語は 蒼穹の昴シリーズを長く追いかけてきた身としては 胸を打つものがあった。 天子蒙塵 4 (講談社文庫) | 浅田次郎 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon