かわうそまんのひとりごと

ゆっくりのんびりていねいに。

【読書記録】卵の緒(瀬尾まいこ)

知らない間に心の中にすっと入り込んできて

芯の部分を優しく揺り動かされたような読後感。

特別な何かが描かれているわけではない。

けれども、この一冊には

誰かを愛おしく思う気持ち、大切にしたい気持ちが

溢れそうなくらいに詰まっている。

家族というのは形ではなくて

人の繋がりなんだと

改めて気づかされた。

巻末のあさのあつこさんの解説が

まさに自分の感想をズバリと記してくれているようで

とても良かった。

books.rakuten.co.jp