かわうそまんのひとりごと

ゆっくりのんびりていねいに。

【読書記録】カシオペアの丘で(下) (重松清)

生きるということは許すことであり許されることである。

誰かを傷つけたり誰かに悲しい思いさせたり…

ということがない人生はおそらく空虚なものである。

許すという行為も許されるという行為も多くの苦しみを伴うが

それができない人生はきっと寂しい。

若くして不治の病を患ったシュンや彼をとりまく人々を通じて

「許す」ということについて何度も何度も考えさせられた。

自分も誰かを許し誰かに許されてこれまで生きてきたし

これからも生きていくのだろう。

著者の作品にはいつも「生きる」ことについて考えさせられる。

 

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