生きるということは許すことであり許されることである。
誰かを傷つけたり誰かに悲しい思いさせたり…
ということがない人生はおそらく空虚なものである。
許すという行為も許されるという行為も多くの苦しみを伴うが
それができない人生はきっと寂しい。
若くして不治の病を患ったシュンや彼をとりまく人々を通じて
「許す」ということについて何度も何度も考えさせられた。
自分も誰かを許し誰かに許されてこれまで生きてきたし
これからも生きていくのだろう。
著者の作品にはいつも「生きる」ことについて考えさせられる。