かわうそまんのひとりごと

ゆっくりのんびりていねいに。

【読書記録】我、言挙げす(宇江佐真理)

「あの時別の選択をしていたら・・・。」

誰もが考えたりすることだろうけど

今手元にある幸せが大切だということを

お文視点で描いた明烏が印象的だった。

大火で家が焼けてしまった伊三次。

火事と喧嘩は江戸の華とはよく言うけれど

苦労して手に入れた家を一瞬にして失ってしまった

伊三次は堪らなく辛いだろう。

それでも「これから髪をやりやしょう。」と

笑顔で言える伊三次は強い男だと思った。

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